クリスマスって好きですか?
恋人がいる人は好きでしょう。
恋人がいない人は友人とパーティでもしましょう。
でも、友人が一足先に帰省したり、バイトや仕事に行ってたりと案外ぼっちになるのが一人暮らしです。
そんな時、この世の中を恨んでふて寝するのはもったいないです。
どうせならオンリーワンの過ごし方で正月明けの話のネタを作ってみませんか?
この行動力が一生の自慢になることもあるのです。
そこで今回は筆者が学生時代に行ったクリスマスの過ごし方を紹介します。
この記事を読むことで一人ぼっちのクリスマスが楽しみで仕方なくなること間違いなし!
大学1年:一人暮らしの下宿先からチャリで帰省
実家は大阪で、下宿先は近畿のとある県だった筆者。
秋ごろに買ったロードバイクでどこ行こうかと考えていたら妙案を思い付きました。
そうだ、実家に帰ろう
何も東京から大阪みたいな距離ではないんです。
ただ山を越えて大阪の一番北ぐらいまでチャリを漕ごうと思ったんです。
クリスマスのカップルを縫うように走り、いろんなイルミネーションを見ながら帰省してやりました。
チャリ漕いでる時は「聖夜に何やってんだろ」感がすごかったですが、寒空の中8時間かけたロングライドは結構感動しましたよ。
僕すげえ方向音痴なんですよね。だからずっと方向合ってるか不安になりながら、デカいトラックにビビりながら走ったのを覚えています。
淀川をどうやって越えればいいかわからず自転車原付ダメって書かれた高架渡った時はもう昨日までの自分から完全に生まれ変わった気分でした。
クリスマスこそ冒険。おそらく走馬灯が見えるとしたらこのエピソードは確実に思い出すことでしょう。
オススメです。
得たもの:ものすごい達成感
これはめっちゃよかったですね。
大学2年:アオハライドを観に来たカップルを横目に寄生獣を観る
24日に講義が入った俺たち。天才すぎて最初の30分で全部理解したからもう実家に帰ろうと思いました。
友達を遊びに誘うと北海道の実家に帰るとよくわからんことを言いやがるので、そこらの暇そうなやつも捕まえて関空まで送ることに。
道中でこんなことを言い始めたんですよね。
「今日って映画館地獄かなぁ?」
あ〜そうちゃう?と僕がいうと、
「もっとすごい地獄で上書きしたい」
というので、寄生獣を観ることにしました。
キャッキャ言いながらアオハライドの映画チケット買ってる横で右手にミギーを宿しながらミギーの声でチケットを購入する俺たち。
よく考えると本来なら新一の真似をするべきでしたが、身も心もミギーに囚われてしまった新一のモノマネということでどうでしょうか。
そして冷ややかな目で見てたあの時のカップルの方、もしこの記事を読んでいたらDMください。
クリスマスの日に体液的なものとはいえ赤いものをたくさん見れたので、まあよかったなと思いました。
もう大阪まで来たし帰るかと思うと他の友達も帰る準備万端だったので新大阪まで送ってそのまま実家に帰りました。
「あんた彼女は作らないのか」と心配されました。
得たもの:冷えた目線とミギー
新たな性癖に目覚めてもおかしくありませんでした。
大学3年:勉強してましたが何か
来年大学院受験することがほぼ確で決まってたので勉強してましたが何か。
TOEICの勉強してましたね。
一番リア充から離れたことをしていたのに普通に28日とかに帰省した僕を見て母親が安心した表情をしていたのを覚えています。
あと、車で帰った時めちゃくちゃ駐車料金かかって痛い目見たので今度は原付で帰ってみました。
ということを伝えると母の顔に急激にシワがよったのを覚えています。
得たもの:語学力
合格できたのでよかったです。
大学4年:友人とクリパ(前半戦)
例の寄生獣でスプラッタクリスマスを経験した友人たちと僕の家でクリパをしました。
炊飯器でケーキ焼いてみたら「ポポポポポヒュン!ポポポポヒュン!!」と出来損ないの鼠先輩みたいなラップ音が響き渡っていました。
ドミノ・ピザに行ったらバイトしてる部活の後輩が押し寄せた客にもみくちゃにされて何やら整理番号を叫んでいるという非日常を観ることができたのでそれだけでも生きてきてよかったと思いましたね。
あと買い出しに行ったら彼女いる感を匂わせてた同じ学科の友人がカップ麺とか買いまくってたので「俺らクリパするけどどう?」と誘ってみたら「絶対に嫌」とにこやかに言われました。
そんなに非リア感満載でしたでしょうか。
でも、大学生活最後のクリスマスを過ごしたことで友人とすごい友情が芽生えましたね。
得たもの:圧倒的な友情
個人的には相当リア中だったので、本当にこれでいいのかと自問自答した結果、翌日の25日にこんな行動に出ていました。
大学4年:初めての一人恋愛映画(後半戦)
あえて夜の9時ぐらいですね。映画を見に行きました。
大学2年の時のようにカップルを横目にじゃないです。
複数人でもないです。
カップルに混ざって一人で、です。
観に行ったのは「ぼくは明日、昨日のきみとデートする」という超超名作ハイパーラブコメ映画。
僕自身小説版の大ファンです。
ここで新たな発見をしました。
なんと真ん中列の席全空きでした
逆に、
両サイドの通路横の2人席が大人気でした
誰か真ん中の列で盛大にゲボったのですかね。
まああらかた?カップルは多分こっそり手を繋いだりして二人だけの世界を楽しむために両サイドに寄っていったのでしょうね?
どうせそのあとどっちかの家やらホテルやら行くんでしょうね?
でも小説を読み込んだ僕からすると、そう余裕こいていられるのも今のうちだぞと。
お前ら映画館出る頃には涙でグッショグショやぞと。
両サイドでカップルがひしめく中、一人そんなことを考えてど真ん中で腕組みながら福士蒼汰と小松菜奈を観て泣いていたのはおそらく全世界で僕ぐらいのものでしょう。
映画館出る時みんな手を繋いでいるのが一番泣きそうになりました。
得たもの:クリスマスの映画館は両サイドから埋まるという豆知識
これ今でも豆知識として披露してます。
大学院1年:サンタコスマラソン
この時実家に戻ってたんで番外編です。
フルマラソンに初挑戦した年だったんで、クリスマスもフルチンでマラソンしようかなと思ったんですが流石に寒いのでやめました。
個人的にマラソンは最高に感動したので(もう走りたくない)、それに絡めた思い出を作りたかったんですよね。
そこでサンタコスして家の周辺を走ることにしました。
もちろんサンタですからプレゼントもあります。
今だったらコンビニに売ってる700円ぐらいのボトルガムを子供に笑顔で配布できる自信はあるのですが、チロルチョコなんてこの時の経済力に涙せざるを得ません。
この時のバイトは近所でコンビニ店員と家庭教師をしていたので知人に見つかることはできません。
生徒の友人に見られた際にはきっと「貧乏サンタの弟子」といじめにあうでしょう。
この時、これまたすごい発見をしました。
車に乗ってるご家族はものすごく手を振ってくれるのですが、道を歩いてるご家族はお母さんが主に見て見ぬ振りするのです。
やはり車に乗ってる人の心には変態が襲ってきても最悪轢き殺せばいいかという心理があるのでしょうか。
あとチロルチョコを渡そうとしてもとりあえず僕を逆上させないように快く受け取ってはくれるのですが、目が笑ってないのです。
本当はこのまま42.195km走ってやろうかと思いましたが完全に心が折れ、ものすごく申し訳ないことをしたと深く反省しながら走って家に帰りました。
帰る時も裾とベルトがひらひらして恥ずかしかったです。
だからサンタはトナカイにソリを牽かせてるのかもしれませんね。
あとめっちゃ付け髭が口内に入って来て不快でした。
得たもの:車に乗る人の心理
サンタがソリに乗る心理
冷や汗まみれのサンタ服を洗濯カゴに入れたのですが、「色移りするから自分で洗え」と親に言われました。
まとめ
今回は一人暮らしクリスマスのちょっとトリッキーな過ごし方を紹介しました。
クリスマスを恨む人もいますが、楽しいイベントなので自分なりに楽しく過ごしてみましょう。
とはいえ今年はコロナもありなかなか外出が難しいですね。
最近気付いたんですがクリスマスとクリス松村ってほぼ同じなので、クリス松村の顔が描かれたホールケーキをケーキ屋さんで予約しようと思います。
皆さんも良いクリス松村がおくれますように。
じゃあね!